その男、第32回につき
これはある人妻の体験記である。
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丁度その日は街まで買い物に来ていたんです。
しかし都会は苦手で田舎者の私は
道に迷ってしまいました。
ふらふらさまよっていると
噴水のある公園にたどり着きました。
そこでは一人の男、確かGAN〜とか言う名前の
男が椅子に座って独り言を言っていました。
なぜか上半身裸で不気味な感じがしたんですが
道を聞かないことには帰れません。
勇気をふりしぼり
ジェロームまでの道を尋ねると男は
快く案内してくれました。
安心しきった私は
男の出したゲートに飛び込んでしまいました。
今思えばそれがいけなかったのかもしれません・・・。
ゲートを抜けた先は
知らない場所でした。
不気味な笑いを声を上げる男
今すぐにでも逃げ去りたいが
恐怖のあまり足が言うことを聞きません。
男の後ろにただただついていきました。
そのときです
急に男が振り向き声をかけて来ました。
次の瞬間!!!
男が突然何かを唱えだしたのです。
恐怖のあまり逃げ出せない私に向かって
呪文は放たれました
か弱い私は男の呪文の前に倒れこみました。
薄れゆく意識の中で
私は見たのです!!!
私のドレスを着て不気味に笑う男の姿を・・・。